170423

東京電力福島第一原発の構内で仕事をしている人々は大半の区域を防護服なしで歩く。凄惨な戦場のようだった原発にも日常がようやく戻りつつある。しかし、原子炉建屋の内側には溶融燃料が手つかずで残されており、廃炉への作業は40年続くといわれている。廃炉のため働く第一原発の隣で、いまだ帰還困難区域を抱え無人に近い街がある。どちらも、原発事故の終わらぬ現実である。