170702

10万枚を販売したデビュー曲あいたいなど、これまでシングル三枚を発表した新庄市出身の渡部さんは多くの試練を味わっている。高校時代、バスケ部に所属し全国大会に立つ力を備えながら、けがを恐れる自らのプレーに限界を感じ、競技者の道を断念。その後、看護師を志したが、うつ病を患い専門学校を退学した。全国を転々とする日々を送っていたが、放浪先で歌声を絶賛され、歌手になろうと決意。テレビのカラオケ番組で脚光を浴び、デビューした。歌は人生経験が出ると語っているが、実年齢以上に成熟した歌声の響きは、多感な時期の苦悩と挑戦のたまものであろう。