170409
校外活動における教師の務めは生徒を無事に帰すことだ。栃木県大田原高山岳部で登山講習中に遭難事故で多数の生徒が犠牲になった。救助された生徒が、雪が降り続く悪天のなか、登ることに不安を覚えたと語っている。この不安こそ命が発する安全のセンサーであり、大人が正常な判断をしなければならない。
170405
テロや紛争で犠牲となるのは、常に民間人である。ロシアのサンクトペテルブルクの地下鉄で自爆テロとみられる爆発が起き、多数の死亡者や重軽傷者がでた。プーチン大統領の出身地で里帰り中の事件であり、ロシアが内戦に介入するシリアなどとつながりのある者の企てとの見方も浮かぶ。同日、シリアではロシアが支援する政府軍の空爆で多数の市民が犠牲となった。一般市民が常に犠牲となるのは痛ましい。
170402
先日、千葉県の排水路脇で女子児童の遺体が見つかった。児童が犠牲となった過去の事件をきっかけに、子供たちが犯罪に巻き込まれないよう警視庁は防犯標語「いかのおすし」の歌をアニメで作成しウェブサイトで公開し啓蒙活動を行っている。
ただし、子供が自分の身を自分で守るには限界がある。見守りや見回りなど地域住民の取り組みがあってこそ、子供たちの安全安心は厚みが増す。