170503

言論の自由を脅かすものには敢然と筆で立ち向かってゆきたい。30年前の5月3日、朝日新聞が散弾銃を持った男に襲われ、記者二人が殺傷された。亡くなった記者と遺族の無念は報道に身を置くすべての者に伝わる。事件の公訴時効成立を受けて作家の辺見さんが社会全体を覆う重たい空気を論評にかいた。犯人が反日朝日は50年前にかえれと迫り、朝日は戦前には戻らないと脅しを拒否した。その言葉は真に実行されたのか。上っ面の言葉でなく、闘えと1人の記者として重く受け止める。